4月4日（水）
撮影：　第二幕　「ちょっと不気味なデュエット／諍いの始まり」


映画のセットが第二の我が家か、新しい我が家のように感じられる。そこで過した時間の長さ故だろう。みんな、今では随分リラックスしている。僕も、転ばないように努力している。

今日は、第二幕から始めた。撮影は、あまり前後の場面に繋がりが無かったりするが、これは４日間の第一幕撮影の後で幸運だった。あるのは、一人の人間が持てる、演じることへ渇望と不確かさ、そして傷ついた姿！

僕は、自分の銃を撃たなければならなかった。認めることを別に恥ずかしいとは思わないが、瞬時に発されるパワーや（銃を持つということへの）責任といったものを楽しんでいた。銃なんて撃ったことも無い自分が撃たなきゃならないなんてたいへんなことだ。でも、隠さず言うけど楽しんだ。偶然習った殺陣の先生か、射撃の先生だかは、ロンドンでは治安最悪のイーストエンドで仕事をしてた人で、フィル何とかって言う有名な悪人（なのだろう多分）を撃った人だ。
その日の残りの時間は、200万人が発売を待ちわびてるんだという期待を胸にウロウロ歩き回っていた。

言葉というのはいい。若干、予定は押し気味ではあるが。

アメリカ人プロデューサーが、ケーブル・チャンネル・トリオに向けて、アメリカ国内でのＤＶＤ（ビデオ）リリース用のＣＭを作るよう依頼して来た。金曜日までに撮影しなきゃだめかな？

明日は、ほとんどここ数日で撮影したのと同じシーンを幾つかピックアップして、今度はクレーンカメラで撮影する。


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